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特にコンセプトなくいろいろ書きます

いつか法のない世界が来ればいいなと思っている

 法というものが一体何のためにあるのかを考える。

 答えは、罰がないと犯罪を抑止できないからだと、自分は思う。

 何にせよ、法は社会的に生じる何らかの害を排除するために、必要だから存在している。

 確かに法は有効に働く。

 現行の社会は法があるバージョンなので、ないバージョンと比較できないが、多分、それがあることでないよりは平和になっている。

 ただ、だからそれでいいと言うこともできない。

 法には有用な面もあるけれど、それ自体が自由を害するという負の側面ももっている。

 罰を与えることで脅して平和にすることが、いいことだとは思えない。

 ただ、今のところそういう脅しなしには社会は成り立たない。

 法は必要悪だ。

 それはわかっているが、それでも、なくなればいいのになあと思う。

 法と自由はそういうトレードオフの関係にあって、そのバランスをとるのはとても難しい。

 いきなりなくせば、かなりの混乱を引き起こすだろう。

 人類という未熟な存在には法という補助輪が必要なのだ、たぶん。

 それでも希望として、法がなくなっても犯罪のない、自由で平和な世界がいつか来るといい。

 束の間訪れた平和で自由なゴールデンウィーク初日、そんなことを考える。

 来週はまた仕事が始まり、世界平和についてなんて考えることもなくなる。

 哲学は暇で余裕のあるやつのすることだと改めて思う。